Month1月 2015

朝の時間を活用しよう!朝勉強は効果的

これは人によっても大きく異なるので、一概には言えませんが、朝、早く起きることができると気分がよくありませんか?ちゃんと眠れた時だと、「これから仕事をするから頑張るぞ」という気分になれますよね。

ただし、眠れなかった時の朝ほどつらいものはないですが…。そのことを利用してか、最近。「朝活」というものが流行っていることはご存知ですか?朝、何人かで集まって朝ごはんを食べながら勉強会をするとか、聞いたことありますよね。

なぜこういうことをするかというと、それだけ「朝に勉強をする」というのは効果的だからです。なぜ効果的なのか考えてみましょう。細かいことまで挙げれば理由は様々ですが、大まかに言えば、以下のような理由が挙げられます。

・仕事前に勉強ができる。
社会人の人ならわかると思うのですが、「仕事が終わってから勉強しよう」と考えていると、案外できないものです。突発的な仕事が入って残業しなければいけなかったり、付き合いで飲みにいかなければいけなかったり。

飲みの誘いなんて断ればいい、と思うかもしれませんが、頻繁にそれをやっていると、「こいつは付き合いの悪い奴だ」とみなされて、人間関係が悪くなる原因になりかねません。飲みも勉強も両立するなら、朝勉強が効果的です。

・疲れていないので集中力が高まった状態でできる。
朝に勉強ができるコンディションであるということは、ちゃんと夜眠れて脳をしっかり休めた状態であるということです。このような状態で勉強すれば、知識が定着しやすいのもお分かりいただけるでしょう。

仕事が終わって勉強する、というのは案外ハードなものです。多かれ少なかれ、仕事は頭を使うものなので、終わった後の脳にはとんでもないダメージが加わっています。「もう疲れて勉強無理」となる前にやる、というのが朝勉強です。

一方で、こんな欠点もあります。
・必ずしもすべての人が朝型生活をできるとは限らない。
仕事によっては夜勤があったり、不規則な勤務時間だったり、と朝に必ずしも時間が取れるわけではないということもあり得ます。そういう人にまで朝型生活をしろ、というのは酷です。

また、体質的に低血圧など、「どうしても自分は朝起きることがつらいし、集中力が発揮できるとは思えない」という人もいます。そういう人は無理して朝に時間を取って勉強することはないでしょう。

・朝に時間をさける生活をしていない。
女性の方で、自分やご家族の朝ごはんを用意しないといけないなど、朝は何かと準備が多くて大変、という人もいます。そういう人にも朝、勉強しろとは言えません。あくまで勉強は無理ない範囲で行うのが基本です。

今までの話を総合すると、朝に勉強するというのは、確かに資格試験の勉強法としては効果的です。しかし、ライフスタイルの問題などから、それができない人もいます。朝勉強しなければ合格できない、というわけではありません。

あくまで、「自分自身の生活の中で勉強に割くことができる時間はいつなのか」ということを考え、「朝がベスト」と思った人にはやってほしい、というだけのことです。無理なく、続けることができるのが勉強法の基本ですから。

できなかった原因を見極める!間違いノートのすすめ

私は習い事で空手をやっています。空手の練習をしていて思うのは、「どこが間違いかわからないと、自分の実力はどうやっても伸びない」ということです。たとえば、立ち方が悪いのならそこから矯正しないといけませんし、ほかのことが理由なら、その部分をどうにかしないといけないのはいうまでもありません。

このことは勉強にも言えることです。残酷な言い方ですが、「間違いに目を向けないと成績は絶対に伸びません」ということを最初に言っておきたいと思います。間違い、というのは原因が何であれ、「このことが原因で点数がとれていない」というシグナルですから、ちゃんと見つめないといけません。

自分にとって痛いところをついているようなものなので、勉強を始めたころは間違いノートを作るのも嫌になるかもしれません。でも、それを我慢して作り、日々の勉強に役立てていけば、必ずあなたの成績は伸びていきます。それでは、まず、間違いノートの作り方から簡単に解説したいと思います。

まず、ノートを一冊用意してください。そこに、「日付、使った参考書や問題集、ページ数、間違えた問題の大まかな内容」を書いてください。そして、それを見て「なぜ、自分はここでこの問題を間違えたのだろう?」と分析してほしいのです。具体例がないと難しいと思うので、簿記を例にとって説明しましょう。

簿記の場合、間違える原因としては「勘定科目の選択ミス」「勘定科目の表記ミス」「電卓の操作ミス」「数字の転記ミス」「数字を書く場所のミス」などが考えられます。そのうちのどれに当てはまるのか、考えてみるのです。そして、次にやってほしいことは、「ミスの原因を探ること」。

ミスをした場合、「…ミスしてしまった」と落ち込むのはいいのですが、それだけではなく、「どうしてこんなミスをしてしまったのか」ということを冷静に考えましょう。そういうことを続けていると、だんだんと「自分のミスの傾向」が見えてくると思います。

「知識がないからミスをするのか」「冷静さがないからミスをするのか」など、おおよその原因が見えてくると思うのです。原因がわかればあとは簡単です。先ほど出した簿記の例でいえば、「勘定科目の表記ミス」だったら漢字の書き取りをすればいいし、「電卓の操作ミス」だったら、電卓の扱いに習熟するように頑張ればいいのです。

自分に欠けているものが何か、ということを見つめてこそ、自分をもっと高めることができるのではないでしょうか。それでも、中には「ミスを認めると落ち込むからあんまり間違いノートは作りたくない」というプライドの高い方もいると思います。確かに、自分の間違いを認めるって本当に勇気がいります。

場合によっては嫌な気分になることもあるでしょう。でも、あなたが勉強するのは何のためですか?試験に合格するためですよね。一時のプライドのために、未来の合格を手放してしまうようなことがあったら、それはそれで本末転倒だと思いませんか?

その勉強、本当に楽しい?わくわくすることの大切さ

そもそも、あなたが資格試験を受験するのは何のためですか?「資格を取れば会社でのポジションが上がるから」「資格を取れば資格手当が出るので給料が良くなるから」と様々な理由で受験する方がいるのではないかと思います。

このほかにも資格試験を受験する動機にはいろいろなものがあるので、一概には言えないかもしれませんが…どうせなら、「やっていてわくわくするか」「合格後の自分の像が想像できるか」ということを今一度考えてみてほしいと思います。

・「やっていてわくわくするか」
あなたは、デートをするときはわくわくしませんか?「どこへ行って何しよう」「洋服とメイクはどうしよう」…考えているだけで、わくわくしますよね。わくわくしないデートだったらやめたほうがいいです。

資格試験もこれと同じで、「勉強していてわくわくするか、『大変だけど楽しい』と思えるか」ということを大事にしてほしいと思います。ちょっと考えてみればわかることですが、「やりたくないことをやる」というのは、子供じゃなくても苦痛です。

社会人はただでさえ、仕事で「やりたくないことをやる」ことが求められます。せめて、自分のためにする勉強ぐらい「やりたいと思ってやっている」ことにしないと自分があまりにかわいそうだと思いませんか?

それに、「やりたくない」と思ってやっている勉強なんてはかどるわけがありません。資格試験を受験するときは、まず、「自分あやっていてわくわくするか」ということも大事にしてみてほしいと思います。

・「合格後の自分の像が想像できるか」
上に書いたように、たいていの人は「楽しくないこと=苦痛なこと」という図式が当てはまります。そのため、勉強に対するモチベーションを保ち続けるには、「受かった後にどんな未来が待っているのか」という未来予想図を思い描く必要があります。

「この資格をとぅても大して何も変わらない気がする」という消極的な姿勢しか持てないのであれば、その資格を受験するのはやめたほうがいいかもしれません、また、「この資格を取れば給料が良くなるから」と、取ったあとの給料の良さだけで資格を受験するのも褒められたことではありません。

もちろん、給料は高ければ高いほどいいことは確かでしょう。誰だって、お金はたくさんもらいたいのは当たり前です。ただ、それだけが目当てで資格を取ってしまうと、いざその仕事についたときに「こんなつまらない仕事になってしまうんだったら、無理して勉強するんじゃなかった」と落胆してしまう恐れもあります。

「合格後の自分自身が生き生きとして仕事をしているかどうか」ということを、今一度真剣に考えてみましょう。お金のためだから、という理由だけで興味の持てない資格を勉強して、仮に試験に合格したとしても、そこに明るい未来は待っていないと考えておいたほうがいいです。

いかに「自分にとってつまらないことを勉強するのは非効率的で、受かったとしてもあまり意味がない」ことがお分かりいただけたでしょうか?考えてみれば単純なことかもしれませんが、一度、ちゃんと自分に向き合って考えてみましょう。

モチベーション維持!適切なスケジューリングを

あなたはこんな経験はありませんか?中学や高校の定期テストのときに、勉強の計画は立ててみたものの、まったく予定通りに進まなくて、当日を迎えてしまったということが。私も経験があります。原因は「どう考えても無理なスケジュールを組んでしまったこと」だったと思います。

でも、中学や高校時代の計画倒れは笑い話で済まされますが、社会人の計画倒れは笑いごとでは澄まされない可能性が高いです。そこで、「無理のないスケジュールを立て、それを粛々と実行していく」ということが求められます。

では、「無理のないスケジューリング」にするには、一体どんなことに気を付ければいいのでしょうか。ポイントをまとめてみました。

・計画倒れにならないことを最優先にする。
先ほど述べた中学、高校時代の話のように、「どう考えてもこんな予定はこなせないだろう」という予定を立ててはいけません。「この量なら、自分は確実にこなせる」という量を自分自身で見極めることが大事です。

「その見極め方がわからない」という人におすすめなのが、「ストップウオッチを使って、実際に計ってみる」ことです。たとえば、「これくらいのレベルの問題なら、今、自分が解いたら〇分かかる」などと分析していきます。

すると、「1日これだけの時間勉強できるとしたら、これぐらい問題はこなせるな」ということが次第に分かってくるはずです。その結果を踏まえて、計画を立てましょう。

・夜にこだわらず、朝にやる。
社会人にもなれば、仕事をして帰ってきて、疲れた状態で勉強するのは至難の技です。そのため、できれば朝出勤する前に勉強を少しでも進めておくとぐっと楽に進められます。

かといって、朝に弱い人が無理して朝におきて勉強をやることはありません。夜のほうが都合がいいという人は夜にやってみるのも一つの手段ではあります。

・試験までの日数を数え、逆算してスケジュールを立てる。
あなたがどんな試験を受けるかはわかりませんが、たいていの国家試験や資格試験は、あらかじめ試験日がはっきりと決まっています。そこで、試験を受験すると決めたら、できるだけ早めにスケジューリングをすることをお勧めします。

試験までの日数がどれぐらいあるか逆算し、それをもとに「この時期はこういうことをしよう」「試験直前は問題演習に充てよう」とやるべきことを決めるのです。やるべきことがわかっていれば、勉強にも気合が入るものです。

・気分転換の日を必ず作る。
人間、毎日体調が良くて、気分もいいならそんなに素晴らしいことはありません。しかし、たいていの人はそうはいかないものです。体調が悪かったり、どうしても気分が乗らない日というものは必ずあります。

そういう日をなるべく作らないようにするには、普段から気分転換をうまくすることが大事です。1週間のうち、1日はせめて何もしない(試験直前なら復習のみ)日を作るようにしましょう。

・急なアクシデントに対応できるようにする。
社会人をしていると、急な飲みのお誘いや、家族、親族、仕事関係の人、友人の人などの訃報に接することがあります。飲みのお誘いは断ることができますが、訃報はどうしようもありません。

また、自分自身が体調を崩して倒れてしまうこともあります。こういう場合でも、あわてないように普段から余裕を持ったスケジューリングを心がけましょう。無理をせず、地道に続けることが、一番合格に近づくのです。

耳から聴いても勉強です!音声学習のススメ

あなたは勉強するとき、五感を使っていますか?「テキストを読んで、問題を解いて…」という勉強をしている場合、残念ですが「五感をフル活用している」とは言えません。あって、手と目しか使っていないわけですから。

それで勉強の効果が出ているならもう何もいいませんが、「いまいちどうやって勉強したら効果的なのかわからない」という方はいませんか?私もそういう問題で悩む一人でした。そこで、勉強の得意な友人に聞いてみると「テキスト音読しているよ」と答えたのです。

「なるほど!そうすればいいのか」と思い、自分も取り入れてみると、これがなかなか効果的でした。耳からも情報が入ってくるので、必要な知識が整理される気がしたのです。最近では、「オーディオブック」といって、テキストの内容を吹き込んだCDやMP3音源が発売されているので、自分で読まなくても音声学習ができることがあります。

それでは、音読や音声学習にはどんなメリットがあるのでしょうか。まず、音読のメリットからご紹介したいと思います。

・眠くなりにくい。
社会人の方は仕事や付き合いで何かとお疲れだと思います。そんな時に、ただテキストを見て勉強するのは本当につらいかもしれません。でも、声を出して読んでいれば、眠気は少しは吹き飛びます。ただし、あまりに大きな声で読んでいると、場合によっては近所迷惑になることもあるので、そのあたりは気を付けましょう。

・実際に自分のものにできる。
これは資格の中でも語学の学習に言えることなのですが、語学は発音しないと身に付きません。基本的に、発音しないと読み方が覚えられないからです。また、「資格を取るわけじゃないけど、話せるようになりたいから語学の勉強をしている」という人だったら、なおさら発音することが必要になります。

従来の「問題を解く」「単語を覚える」「文法を覚える」という勉強法だけでは限界があるのです。
それでは、音読以外の手段として挙げられる音声学習はどうでしょうか。メリットを考えてみましょう。

・いつでもどこでも学習できる。
音声を聴く、という勉強法は、必ずしもテキストを広げる必要はありません。音を聴くだけだったら、どこでもできます。満員電車の中でもイヤホンをつけて聴けば勉強ができます(ただし、音漏れには注意しましょう。)。また、お風呂の中でも勉強ができてしまいます。今はMP3プレーヤー用の防水スピーカーも売っているので、活用する価値は大いにあります。

・情報量が多い。
同じ時間、テキストを読むのと、音声を聴いているのではどちらが情報をより多く取り込むことができるか、わかりますか?これは断然音声を聴いているほうたくさんの情報を取り込むことができます。

・繰り返し聴くことができる。
音声教材の長所は、何と言っても何度でも繰り返して聴くことができることにあります。自分で読んでもいいのですが、機械の操作一つで聞き取れなかった部分も簡単に聴くことができるので、繰り返し学習には最適です。

メリットいっぱいの音声学習、社会人の勉強にはぜひ取り入れたいテクニックです。

継続は力なり!毎日勉強することの重要性

どうしても勉強というと「長い時間机に向かって」という固定概念は世の中にはあるようです。たしかに、本番の試験前は長い時間机に向かわなければいけないこともあるでしょう。最後の追い込みをかける、ということはとても大事なことですから。

しかし、普段の勉強ではここまでしなくてもいいです。というより、社会人の方はそんなことはできないでしょう。日中会社で働いている人だったら、仕事の疲れもたまっているだろうし、仕事の進捗状況によっては残業、なんてこともありえます。

それなのに何時間も勉強するなんて、基本的にはできないはずです。「だったら資格を取るなんて無理」と思うでしょう。落ち込まないでください。「一週間に一回、3時間勉強するより、一日に15分でもいいので勉強するほうが効果的」と言われたらどうしますか?

「15分なら自分でもできそう」と希望が持てる気がしませんか?それでは、このように「毎日少しずつの時間でもいいから勉強すること」の効果についてお話ししたいと思います。

・充実感が持てる。
資格試験に合格するためには、「自分はちゃんと勉強を積み重ねてきた」という自信が必要になってきます。「毎日15分でも勉強してきた」という事実はあなたにとって、自信になるはずです。

「毎回、試験を受けに行くときにいまいち自分が『勉強した』という実感を持てなくて困っている」という人は、手帳でもスマートフォンのアプリでもいいので、勉強の記録をつけてみましょう。試験が近づいてくると「自分はこれだけ勉強してきたんだから受かるだろう」という自信に変わります。

・隙間時間でもできる。
ものすごくハードな仕事をしてきたなら別ですが、15分くらいなら会社の昼休みの間でも時間が取れるはずです。「会社で勉強しているのを見られるのは何となく気が引ける」という人は、会社の近くのカフェなどで勉強するという手段がおすすめです。

いっそ、会社の人に「今度この資格を取りたいので勉強しています」と宣言してしまうのも一つの手段でしょう。

・記憶を定着させやすい。
「人間は同じことをどれぐらい繰り返せばノーミスでできるようになるのか」という話が出た場合、何回繰り返せばできるようになるかご存知ですか?一説には「500回」という説があります。

さすがに、試験勉強で500回は無理でしょう。しかし、繰り返すということは本当に大事です。人間にとって、記憶は「繰り返すことで身に付くもの」なのです。15分の時間でも、繰り返しの勉強はできます。ちなみに、記憶を定着させる、ということに主眼を置いて勉強するならば、夜寝る前に復習をするといいかもしれません。

いかがでしたか?「自分は細切れの時間しか取れないよ」という人でも、勉強する時間を持つことで、十分に対処できるのです。ただ、短い時間で勉強するときは、どうしてもインプット中心の勉強になりがちです。

アウトプットのトレーニングをしたい場合は、頑張って30分は時間を取るようにするといいでしょう。細切れでも「毎日続ける」ということは本当に大事だということをわかっていただけたら、と思います。

すきま時間を活用しよう!少しの時間でできる勉強法

人と待ち合わせをしているとき。会社の昼休み。通勤電車の中。あなたはどんなことをして過ごしていますか?ぼーっとしている、スマホをいじっている、本を読んでいる・・・さまざまだと思います。

でも、資格を取ろうとする人なら、ぜひ、この時間を資格の勉強に使って欲しいのです。通勤時間が1時間なら、帰りは疲れているだろうから無理だとしても、1時間は勉強に充てられます。

また、人と待ち合わせをしているとき、相手が来ないうちにささっと勉強をすることもできます。夜、寝る前のちょっとした時間に、「本格的に勉強するのはきついけど、ちょっとしたことだったらできそうだな」と思って、勉強してみるのもいいかもしれません。

案外「すきま時間」って、見回してみるとあなたのそばにありませんか?だったら、それを徹底的に活用しましょう!「すきま時間を活用したほうがいいのはわかった。でもどうやって?」と思うかもしれません。そこで、オススメのすきま時間活用勉強法をお教えいたします。

・音声を使う。
これは通勤に電車や車を使っている人にオススメしたい方法です。最近、さまざまな専門学校が画像配信での授業を行っています。授業を受講している人の特典として、音声を無料ダウンロードできるサービスを設けている学校も多いです。

それを活用しましょう。方法は簡単で、電車や車の中でその音声を聞くだけです。耳から入ってくるので、テキストを広げる必要も無いですし、再生速度を変えられるプレーヤーを使えば、倍速で音声を聞くこともできます。

速い速度で再生される音声を聞くことは脳の活性化にもつながるので、勉強しながらさらに頭がよくなってしまう、ということもかなえられるのです。

・単語帳を使う。
皆さんは学生時代、単語帳を使いませんでしたか?英語の例で取ると、表に英語を書いて、裏に日本語を書くなどというように。資格試験でもこれは使えるテクニックです。どうすればいいかというと、表に問題文をコピーして貼り、裏に解答と解説をコピーして貼ればできあがりです。

単語帳を使うと、正解できた問題はのけておいて、間違えた問題だけ集中して復習できるので、効率的に勉強ができるというメリットがあります。「間違えたところを集中的に復習したい」という人はぜひお試しください。

・スマホのアプリを使う。
最近ではスマホをお使いの方も増えてきたと思います。スマホのアプリは資格試験を勉強する人にとってはぜひ役立てたいアイテムの一つです。ファイナンシャル・プランニング技能検定を例に出すと、「テキスト」「過去問題集」「模擬問題集」の3つがスマホベースで揃ってしまいました。

もちろん、こればかりに頼るのは問題ですが、すきま時間に「ちょっと勉強でもしておこうかな」という気軽な雰囲気で取り組むことができるのはやっぱり魅力です。アプリにはいろいろありますので、他の利用者の方のレビューや使い勝手を見て、自分にとって合うものを探してみるといいでしょう。

几帳面もほどほどに!サブノートは作らないこと

世の中、几帳面な人はいるものです。皆さんのクラスにも一人はいませんでしたか?「やたらとノートが綺麗な人」。線を引くときは定規で引いてあって、さまざまな色のペンで色分けがしてあって・・・

「このノートは参考書か?!」と見まごうばかりのノートを作っている人。「私には絶対無理だ」と思っていたものです。では、このように、「丁寧なサブノートを作ること」は社会人の資格の勉強において有効なのでしょうか?答えは「ノー」です。その理由について探ってみましょう。

・時間がかかるから
私も昔、友人の丁寧なノートを見て「よし、自分もがんばってノート作ってみよう!」と思い、マーカーやノートを買い揃えてやってみました。結果は・・・時間をかけた割にはいいものはできませんでした。

いや、もっと端的に言います。最悪なできでした。失礼な言い方かもしれませんが、たいていの人はかけた時間の割にろくなものができないと思うのです。どうしてもノートをつくることにこだわりたい人は、ノート術について書いてある本を読んでみて、「自分にできるかどうか」を見極める必要があります。

・試験はインプットではなくアウトプットで行うものだから
いうまでもありませんが、試験では「どれだけ試験問題が解けたか」ということで合否が決まります。つまり、インプットした知識をアウトプットできなければ、何にもならないのです。

ノートを作る、という勉強法は一見有効に思えますが、あくまで、インプットのための勉強で終わってしまい、アウトプットに結びつかないおそれがあるのです。意味がわからない、という人のために言い換えると・・・

「試験までノートばかり作っていた→ノートの内容は覚えていない→問題がまったく解けない」という最悪な事態に結びついてしまうおそれがあるということです。考えただけで怖いでしょ?

・今はいい参考書が出ている資格も多いから
試験勉強をするときに、たいていの人は何らかの参考書を用いて勉強するものだと思います。たいていの資格では、試験にでるポイントを的確にまとめたレイアウトになっているので、そこを中心に覚えていけば、試験に必要なポイントをしっかりと覚えていけるようになっています。

それを無視してノートにまとめるのは、あまりほめられたことではありません。「持ち歩きに不便だからコンパクトにしたい」というのであれば、コピーして、情報カードに切り張りするなどすれば十分です。

・「勉強した気分になってしまう」可能性があるから
先にも述べたとおり、勉強はインプットとアウトプットの両方ができて初めて成果に結びつきます。しかし、ノートを作るのはあくまで「インプット」の勉強でしかありません。ノート作りばかりに気をとられていると、アウトプットの勉強を忘れてしまいがちになります。

その一方で「これだけ勉強したんだから大丈夫だ」という誤った認識を持ってしまうことになるので、「自分はこれで問題が解けるようになったのか」ということをしっかりと意識しましょう。

その資格、本当に取りたいですか?興味を持つことの重要性

今、あなたが勉強しようとしている資格、本当に取りたいものですか?あなたが小さかったとき(幼稚園、保育園や小学校に通っていたとき)のことを思い出してみてください。「興味があることは覚えられるけど、興味がないことは覚えられなかった」ということはありませんでしたか?

「優等生だったからそんなことは感じなかった」という人は、「自分は好奇心旺盛だった」という自覚はありますか?なんでこんなことを聞いているかというと「好奇心を持つことの重要性」について書きたいと思っているからです。

先にも述べたとおり、「興味がないことを覚えるのは本当につらい」はずです。今の自分を思い浮かべてみてください。女性の方は、好きな化粧品の新製品の情報ならすぐに覚えてカウンターにいけるはずです。

男性の方だって、そういうことあるでしょ?なぜこういうことができるのかというと、対象物に対して好奇心を持っているからというのがその理由としてあげることができます。それくらい、「興味を持っているか」ということは、「それにまつわる事象を覚えられるか」ということと密接に関連しているのです。

そのため、「これから自分のために資格を取ろうかな」と思っている人へ、どうやって資格を選べばいかアドバイスをしたいと思います。一言で言えば「自分が好き、楽しい、やってみたい」と思える資格を取ることが一番いいです。

いくら、「この資格を取れば高収入が見込める」といわれたところで、興味がまったく無い分野の資格だったら、勉強していても何にもならないですよね。そんな状態で勉強しても普通、資格は取れないし、取れたとしても、資格を活用して働くことなどできません。ひどい言い方かもしれませんが、「やってもムダ」ということになります。

とはいえ、仕事の都合で自分がまったく興味がない分野の資格を勉強することになるかもしれません。そうなったときはどうすればいいのでしょうか。一番いいのは、同じ資格を取って活躍している人の話を聞くことです。

職場の先輩に同じ資格を持っている人がいれば、その人にいろいろと聞けばいいでしょう。また、そういう先輩がいないなら、その資格の合格体験記を読んでみるのも手かもしれません。今だったら、インターネットを使って、合格体験記を読むことで合格後の自分の姿をイメージするのも有効な手段だと思います。

結局のところ、「どこかで自分がやってみたい、もしくは、取るといいことがある、と思えること」がとても重要になってくるのです。人間、自分が不幸せになることをやりたくないのは当たり前です。

どうせやるなら幸せになることをやりたい、と思えることをやりたいはずです。そして、そういうことをやっているときは、人間やる気に満ち溢れているものだと思います。だとしたら、資格の勉強においてもその性質を有効に活用しましょう。

「不幸せになるために、つらい思いをするために」勉強してはいけません。「幸せになるために、楽しい思いをするために」勉強しましょう。


先行投資も時には必要!お金がなければカードローンで資格資金を!
参考記事はコチラ↓↓↓
http://more-zeni.com/non-interest-bearing/

時間が無いなら過去問を解け!過去問演習の重要性

学生の方だったら話は別ですが、お仕事をされている社会人の方だと「いくらでも勉強に時間が割ける」というわけにはなかなかいかないものです。いくら仕事をやりくりしても、勉強に割ける時間には限界があるでしょう。それでは、どう勉強すればいいでしょうか。

意識してほしいのが、「最小の時間で最大の効果をあげる」勉強をすることです。つまり、「無駄なことをやっている時間」などありません。そこで、「何をもってして無駄のない勉強法というのか」ということが問題になります。

これに関しては、各人にあった勉強法があるので、一概に「これ!」とはいえません。しかし、たいていの人にとって有効である勉強法があれば、それが「無駄のない勉強法の一つ」であるということができます。

ここで、「無駄のない勉強法の一つ」としておすすめしたいのが、「過去問を解くこと」です。社会人に限らず、資格試験を受験する人にとっては、これは基本とも言える対策かもしれません。

では、なぜ、過去問を解くといいのでしょうか。それにはさまざまな理由があります。まず、「出題傾向がわかる」ということです。試験には「このあたりの知識が、こういう形で出る」という傾向のようなものがあります。

もちろん、あくまで過去の傾向でしかないので、それが大幅に変わってしまうこともあります。傾向どおりに勉強していても、ふたを開けたらガラッと傾向が変わっていて、過去問の知識がまったく役に立たなかった、ということもありえます。

しかし、たいていの資格試験ではこういうことは起こりにくい(傾向を大幅に変える場合は事前にアナウンスがある)ので、過去の傾向を踏まえて勉強することは、とてもいい勉強法であるといえるでしょう。

次に、「自分の到達点がわかる」ということがあげられます。これはどういうことかというと、「自分が試験に必要な知識をどれだけ吸収できているか」ということがわかるということです。

まったく知識がない状態で過去問を解いても、ほとんどわからないのが普通だと思います(仕事で得た知識を活かせる資格だったら事情は別ですが)。でも、知識を蓄え、問題演習を重ねていくうちに問題は解けるようになるものです。
そうなれば、しめたものです。あとは問題演習→知識の確認としていけばいいでしょう。そこまでくれば、高い確率で合格できると思われます。小手先のテクニックにとらわれることなく、地道な努力を重ねましょう。

最後に「自分も合格できるかも、という自信につながる」ことがあげられます。高校受験、大学受験のときも、志望校の過去問を解いて、ある程度点がとれたら「おっ、これはいけるかもしれない」と思いませんでしたか?

先ほども言ったように、たいていの資格試験は毎年同じ傾向で問題が作られ、合格点も同じようになるように調整されています。だから、そう思うこと自体は思い上がりでもなんでもないのです。自信を持っていきましょう。合格はすぐそこにあります。

copyright © osusumenosikakubenkyou.com