そもそも、あなたが資格試験を受験するのは何のためですか?「資格を取れば会社でのポジションが上がるから」「資格を取れば資格手当が出るので給料が良くなるから」と様々な理由で受験する方がいるのではないかと思います。

このほかにも資格試験を受験する動機にはいろいろなものがあるので、一概には言えないかもしれませんが…どうせなら、「やっていてわくわくするか」「合格後の自分の像が想像できるか」ということを今一度考えてみてほしいと思います。

・「やっていてわくわくするか」
あなたは、デートをするときはわくわくしませんか?「どこへ行って何しよう」「洋服とメイクはどうしよう」…考えているだけで、わくわくしますよね。わくわくしないデートだったらやめたほうがいいです。

資格試験もこれと同じで、「勉強していてわくわくするか、『大変だけど楽しい』と思えるか」ということを大事にしてほしいと思います。ちょっと考えてみればわかることですが、「やりたくないことをやる」というのは、子供じゃなくても苦痛です。

社会人はただでさえ、仕事で「やりたくないことをやる」ことが求められます。せめて、自分のためにする勉強ぐらい「やりたいと思ってやっている」ことにしないと自分があまりにかわいそうだと思いませんか?

それに、「やりたくない」と思ってやっている勉強なんてはかどるわけがありません。資格試験を受験するときは、まず、「自分あやっていてわくわくするか」ということも大事にしてみてほしいと思います。

・「合格後の自分の像が想像できるか」
上に書いたように、たいていの人は「楽しくないこと=苦痛なこと」という図式が当てはまります。そのため、勉強に対するモチベーションを保ち続けるには、「受かった後にどんな未来が待っているのか」という未来予想図を思い描く必要があります。

「この資格をとぅても大して何も変わらない気がする」という消極的な姿勢しか持てないのであれば、その資格を受験するのはやめたほうがいいかもしれません、また、「この資格を取れば給料が良くなるから」と、取ったあとの給料の良さだけで資格を受験するのも褒められたことではありません。

もちろん、給料は高ければ高いほどいいことは確かでしょう。誰だって、お金はたくさんもらいたいのは当たり前です。ただ、それだけが目当てで資格を取ってしまうと、いざその仕事についたときに「こんなつまらない仕事になってしまうんだったら、無理して勉強するんじゃなかった」と落胆してしまう恐れもあります。

「合格後の自分自身が生き生きとして仕事をしているかどうか」ということを、今一度真剣に考えてみましょう。お金のためだから、という理由だけで興味の持てない資格を勉強して、仮に試験に合格したとしても、そこに明るい未来は待っていないと考えておいたほうがいいです。

いかに「自分にとってつまらないことを勉強するのは非効率的で、受かったとしてもあまり意味がない」ことがお分かりいただけたでしょうか?考えてみれば単純なことかもしれませんが、一度、ちゃんと自分に向き合って考えてみましょう。