突然ですが、みなさんは料理をしますか?女性の方だったら、「しています」という人が多いかもしれません。家庭がある場合だと、ご飯に味噌汁におかずを2~3品作ると思うのですが、「ご飯を炊いて、味噌汁を作る。終わったらおかず1を作り、それが終わったらおかず2を作る」という時間の配分方法はしないですよね(している人がいたら申し訳ありません。)。

効率的に作るなら、「ご飯を炊飯器にセット→同時並行でおかずと味噌汁を作る」という時間の割り振りをすると思います。前置きが長くなりましたが、勉強においても、この「時間配分」は大切になってきます。それでは、効率的な時間配分についてお話しましょう。

・「自分はこれをやるとどれぐらいの時間がかかるのか」ということを把握する。
まず、時間配分をするにあたって必要なことは、「自分は何をするとどれだけ時間がかかるか」ということを把握することです。

たとえば、問題集があるとします。その問題集をとく場合、「自分は15分で1ページ解ける」というように、時間を測るのです。時間を測るにはストップウォッチやスマートフォンのアプリを使うといいでしょう。

資格の勉強は、テキストなどで知識を覚える「暗記系」と問題演習を行う「演習系」に大きく分けられると思います。そのどちらについても、まずは時間を測ってみることを大切にしましょう。

・自分の日々の生活で、「どのタイミングでどれだけ勉強に時間を割けるか」ということおを把握する。

「自分は何をするのにどれだけ時間がかかるのか」というとがわかったら、次は自分の生活でどれだけ勉強に当てる時間があるか、ということを真剣に考えてみましょう。ここで注意したいのは、「勉強できる時間≠机に向かう時間」ではないということです。

勉強自体は机に向かわなくてもできます。通勤電車の中や、人との待ち合わせの時間、会社の休憩時間、お風呂の中など、案外勉強につぎ込むことができる時間はあります。ただし、後でも述べますが、一部の勉強は机に向かわないとできないので、注意が必要です。

・その時間配分を元に「暗記系」か「演習系」か、どちらの勉強をするか決める。
時間配分がわかったら、「その時間をどう過ごすか」ということを決めましょう。資格の勉強を始めると、最初はテキストの内容を覚える「暗記系」の勉強が主体になると思います。

細切れになった時間を有効活用して、テキストを読み込みましょう。そして、週に1度は「演習系」の勉強をする時間を取って、自分が覚えたことが身についているかチェックしましょう。

逆に、勉強が進み、試験が近くなってきたら、「演習系」の勉強にシフトしてください。細切れの時間でも、問題を解くことはできます。総合問題は無理かもしれませんが、一問一答形式なら十分に可能です。

「この時間も勉強できる!」というタイミングがいつ訪れてもいいように、最低限の勉強道具はバッグに忍ばせておきましょう。スマホのアプリもオススメですよ。