Authorbluefish2017

パソコンの達人になる!MOSの勉強法

最近は、よほどの小さな会社で無い限りは、仕事上でパソコンを使うことが本当に多くなってきました。見積書を作るのもパソコン、納品書を作るのもパソコン、果てはクライアントとの連絡は電子メール…

仕事をしている上で、パソコンを触らない日なんてないのでは?と思う状況になっています。これが何を意味しているかわかりますか?ちょっと怖い言い方をしますね。「パソコンができなければ職にあぶれる」そんな時代なんです。

あなたにも経験があると思います。仕事絡みの面接で、こんなことを聞かれたことはありませんか?「あなた、パソコンできますか?」と。そこであなたがどんな回答をしたかによって、面接の結果はかなり違っているはずです。

おそらく、「インターネットやメールはできるけど…」という回答をした人も多いと思います。でも、仕事上それは「できて当たり前」の話です。つまり、昔の人で言うなら「電話がかけられる」レベルの技術なのですから。

でも、そこで、「パソコンなら得意です!自信あります!」といえたらカッコいいですよね。では、何をもって「パソコンができます」ということができるのか、考えてみませんか?そこで、今回はパソコンの資格の一つ、MOSの話をします。

・MOSって?
この文章を読んでいるあなたならパソコンやスマートフォンは使えると思うのです。「マイクロソフト」という会社、ご存知ですよね。パソコンの基本システムである「ウィンドウズ」であまりに著名な会社です。

このマイクロソフト、自社製品として「ワード」「エクセル」などさまざまなオフィス用ソフトを出しています。これを読んでいる方の中にも、これらを使って仕事をしている人も多いでしょう。

そして、マイクロソフトではこれらのソフトの扱いに習熟した人を「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」として認定しています。認定試験は全国各地にあるマイクロソフトが指定した施設で行われます。

この資格を持っていると、「このソフトについては一定の操作ができます」という証明になるので、仕事を探している人やキャリアアップを目指している人に人気があるのです。では、どうやって勉強すればいいのでしょうか。

・慣れていれば、お金をかけなくてもできる!
この資格の勉強の仕方なのですが、「パソコンに慣れているか」ということが一つの分れ目になります。「メールやインターネットしかしたことがない」というレベルの人でしたら、スクールに通うほうが効率的です。

わからないところをインストラクターの人が見抜いて教えてくれるので、ゼロからのスタートでも効率的に知識を吸収できるでしょう。一方、「すでにそのソフトを触ったことがある」のでしたら、自分で本を買って自習することをおすすめします。

さまざまな会社から試験対策の教本がでているので、それに従って操作をしていけば、自然と覚えられる仕組みになっています。わからないことがあれば、インターネットでどんどん調べましょう。

金融関係に強い!FPになるための秘訣

これを読んでくださっている社会人の方の中には、「会社からファイナンシャルプランナー(以下FP)の試験を受験するように」と言われている方もいらっしゃるかもしれません。

業種で言うと、銀行、証券、不動産、保険あたりの会社の方が言われているのではないでしょうか。ある意味、「金融資産や保険、不動産の営業をするなら必須ともいえる」資格かもしれません。今回はこのFPの試験について説明しましょう。

・そもそも、FPの仕事って?
まず最初に、FPがいったい何をする仕事か、ということに触れておきましょう。わかりやすくまとめると、こうなります。「顧客の家族構成、収入や支出、資産や負債の保有状況、保険の加入状況などあらゆる“お金”や“資産”関するデータから、顧客にとってベストの生活設計を提案する」ことです。

もちろん、これには金融商品、税金、年金、不動産など関連する分野の知識も必要になります。このような幅広い知識を持つ専門家を「ファイナンシャルプランナー(FP)」と呼ぶのです。

・FPの試験って?
では、このFPになるためには、どういう試験を受験すればいいのでしょうか。それにはまず、日本の現状についてお話しする必要があります。FPの試験の名前は正式には「ファイナンシャル・プランニング技能士」というのですが、便宜上「FPの試験」とさせていただきます。

このFPの試験なんですが、日本では2つの団体が主催しています。「金融財政事情研究会」と「日本FP協会」です。違いを説明すると、学科試験は共通の問題を使って行われます。実技試験は科目が異なるので、団体ごとに独自の試験をおこなぅています。

それでは、受験者数が多い3級と2級の試験についてみてみましょう。まず、3級は以下のようになっています。
<学科試験>
以下の6つの項目から出題される。
・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続、事業承継

<実技試験※金融財政事情研究会の場合>
・個人資産相談業務
・保険顧客資産相談業務
・資産設計提案業務
実技試験、と言っても、面接をするわけではなく、具体例を用いて計算する試験であるということです。

2級ですが、学科試験の出題範囲は3級と同じです。違うのは、実技試験で、以下のような項目があります(金融財政事情研究会の場合)。
・個人資産相談業務
・中小企業主相談業務
・生保顧客相談業務
・損保顧客相談業務
・資産設計提案業務

・勉強法のコツは?
では、そんなFPの試験に合格するためには、どんな勉強をすればいいのでしょうか。まず、必須なのが、過去問を解くことです。何をするかわからない、という人はまずは過去問を解いてみてください。

実技試験では電卓をうまく使えるかどうかが合否の分け目にもなりますので、電卓の操作にも慣れておきましょう。また、経済ニュースから問題が出題されることもあるので、普段から新聞を読んだり、ニュース番組を見て知識を掘り下げることも必要です。

日ごろの生活の中に、勉強のヒントは潜んでいます。「あ、これは覚えておけば使えるな」という知識は貪欲に吸収しましょう。

不動産業界に不可欠!宅建資格奪取のコツ

この文章を読んでいる方は、さまざまな業界で働いている社会人の方が多いのだろうな、と思います。その中で、不動産業界に勤めている人はいませんか?そうなると、「宅建」という言葉は聞いたことがあると思うのです。

これは、資格の名前で、正式には「宅地建物取引主任者」といいました。過去形になっているのは、平成27年度から資格の呼称が変更になり、「宅地建物取引士」という名前になるからです。

名前こそ変わりますが、試験の基本的な内容は大きくは変わらないので、従前の「宅地建物取引主任者」のデータをもとにお話を進めていきます。最初に、この資格を持っているとどんなことができるのか説明しましょう。

大雑把に言ってしまえば、「不動産の契約に関する事項を一手に引き受けることができる」ということです。お客様に対する重要事項の説明、重要事項や契約に関する書類への記名押印などは、この資格がないとやってはいけません。

そのため、基本的には、不動産関連のお店には必ず1人はこの資格を持った人がいなければいけません。(資格を持っている人がいる、ということで、証書があるはずです。)そのため、不動産業界では必須の資格となっているのです。

それでは、この宅建、どうやって勉強すれば、うまく合格することができるのでしょうか?まず、この試験の合格率は15%程度です。決して高い数字ではありません。むしろ資格としては難しい部類に入ります。

ここまで難しいと、効率的なのはスクールに通うことですが、社会人の方だったら、「そんな時間ないよ」という人も多いかもしれません。そこで、独学でやる場合のポイントをお伝えします。

まず、「理解してから覚えるようにする」ということを心がけてください。宅建は法律の条文がたくさん出てくるので、法律に慣れていない人にとっては、かなり難しい試験となっています。

たまに、条文を丸暗記しようとしている人がいますが、それは無駄な努力なので、やめておいたほうが無難です。条文の知識を自分のものにしたいなら、まずは理解することに勤めてください。
つまり、「この条文はこんなことを書いているんだな」ということを、簡単な言葉で説明できるようにするといいのです。「この条文が言いたいことを一言で言うと?」とまとめてみるのも手段としては有効でしょう。

次に、「問題に触れる機会を1分でも増やす」ことがあげられます。宅建はメジャーな資格なので、参考書や問題集はたくさんいいものが出されています。また、それらを基にしたスマートフォンのアプリもたくさんリリースされています。

こういった「便利グッズ」を使って、問題に触れる機会を少しでも増やしましょう。問題演習をやりこむことで、知識が深まり、知識が深まることで、見たことがない問題にも対応できるようになるのです。

問題演習をすればするほど、知識が自分のものになっていくのを実感できれば、合格はすぐそこに近づいてきます。自分の勉強の方向性に迷ったら、「今まで勉強してきたことを自分のものにできているか」ということをしっかり見据えましょう。

経理の登竜門!簿記検定に挑戦してみよう

この前、何気なく派遣社員の仕事の募集サイトを見ていたのですが、「経理事務」の仕事の募集が多いことに本当に驚きました。でも、冷静に考えてみれば、当たり前のことですお金を扱わない会社はありません。

ということは、それを管理する財務や経理の部署はどの会社でも必要になってくるのです。それが経理の仕事の募集を多くさせている理由でしょう。さらに、興味があったので募集条件を見たところ「未経験者も可。ただし簿記検定(の資格)を保有していること」とありました。

早い話が、「未経験者だったら簿記の資格を持っていないと応募もできないよ」ということです。でも、裏を返せば「簿記検定を持っていれば、応募はできるよ」ということになりませんか?

と、いうことは、簿記検定を持っていると経理事務の仕事に就きやすくなる、ともいえるのです。そこで、ここでは簿記検定の試験制度ど勉強法についてお話したいと思います。読み終わったら、「ちょっとやってみようかな」という気分になれますように。

・簿記検定とはどんな試験?
実をいうと、簿記の検定試験を主催している団体はいくつかあります。ただし、普通に「簿記検定」といった場合、日本商工会議所が主催する簿記検定を指すことがほとんどです。略称ば「日商簿記検定」なので、以下においてはこの日商簿記検定を想定してお話を進めます。

日商簿記検定は4級から1級の試験があります。4級は全国でも2千人が受けるかどうか、というマイナーな試験なので、ここでは割愛します。たいていの簿記入門者の方は3級から受験するでしょう。

3級では商業簿記のみが出題されます。これは、個人商店を想定して、取引の仕訳から財務諸表の作成までを行う、という出題です。つまり、3級の時点で財務諸表を作るところまでいってしまうのですね。

2級は商業簿記に加え、工業簿記が加わります。工業簿記は、製造業を想定して、取引の仕訳から財務諸表の作成を行う、という出題がされます。3級に比べると出題範囲が倍になるので、気を引き締めていかなければいけません。

1級はさらに会計学と原価計算が加わり、問題の質、ボリュームともに相当なものになります。税理士や公認会計士など、会計系の難関資格の登竜門ともなっているので、合格するにはかなりの勉強が必要です。

気になる合格率ですが、3級が約40%、2級が約30%、1級が約10%となっています。この数字からも、戦略を立てて勉強していかないと大変、というのはなんとなくお分かりいただけるのではないかと思います。

・勉強はどうすればいい?
ここから先は、独学3級にチャレンジする人を想定して書きます。まず、自分の好みの問題週と参考書、そして、過去問を用意してください。まずは、参考書を一読して、「こういう取引のときにはこういう仕訳をする」ということを理解しましょう。

そして、新しい勘定科目が出てきたら、「これはどういう性質で、財務諸表のどこに書くのか」ということを意識して覚えてください。また、本試験で勘定科目の漢字を書き間違えると点数がつかないので、練習もお忘れなく。

ある程度、そういったことがわかってきたら、繰り返し問題や過去問を解いて、得た知識を自分のものにしましょう。それを繰り返していけば、本試験レベルの実力は自然につくはずです。

目指せ高得点!TOEICで点数を上げる方法

皆さんはこんな話を聞いたことがありあませんか?「世の中にはTOEICの点数次第で昇進や海外赴任が決まってしまう会社があるらしい。すごいところになると、入社の条件として一定のスコアを取っていないと相手にもされないらしい」と。

英語が不得意な人にとっては耳の痛い話かもしれませんが、実際にこういうことがあるのです。では、「そのTOEICとやらで高い点数を取るコツや方法は無いのか」と誰もが思うところでしょう。実はあるんです。

そこでここでは、TOEICという試験の概要と、実際に高得点を取るにはどうしたらいいか、ということをまとめてお話したいと思います。詠み終わったら、「自分もちょっとがんばってみよう」と思ってくれるとうれしいです。

・そもそも、TOEICはどんな試験?
一言で言えば「英語圏の国に住む人以外が受験する、英語でのコミュニケーション能力を測るためのテスト」ということです。つまり、普段英語を話さない人が、どれだけ英語でコミュニケーションをとることができるか、という指標になります。

このテストには、世界中のさまざまな国で行われています。さて、日本の受験者の平均得点はどのくらいか、わかりますか?TOEICを運営する団体が行った調査によりますと、2013年の時点で、日本は512点。

その調査に参加した48カ国中、40位とかなり振るわない成績です。参考までに、近くのアジアの国も見てみましょう。日本人の観光先として人気の高い台湾は569点、韓国は632点となっています。

ちなみに一番高いのはバングラデシュで895点でした。国によって英語教育の差はありますし、受験者の層も微妙に違うので、一概に比較してはいけませんが、日本人はTOEICが苦手な部分があるようです。

・スコアをあげるにはどうすれば?
では、日本人の平均点がこんなに低い=TOEICで点数を取るのが難しいのはなぜでしょう。それは、日本の英語の教育体制に一つの原因があるでしょう。日本の英語教育は、文法と読解がほとんどで、「話すこと」「聞くこと」にあまり主眼が置かれていませんでした。

TOEICは「リスニング」と「リーディング」の2つからなる試験ですが、日本人は「リスニング」を苦手にする人が本当に多いようです。「書いてあることは読めても、話している内容がなんだかわからない」という経験、あなたにもありませんか?

となると、オススメの方法はやはり「リスニングに強くなること」です。それにはいったい何をすればいいのでしょうか。まず、実践していただきたいのは「英語に耳を慣れさせる」ということです。

実は、TOEICのリスニングの問題で出される内容は、日本語にしたら十分話が理解できるレベルのことです。それを英語で言われるからわからなくなってしまうだけのことです。このことを意識して、問題集などでリスニングに慣れていきましょう。

また、この試験は、120分で200問もの問題を解くという、かなり肉体的にもハードな試験です。当日、ベストな体調で受験できるかそうでないかで、点数が100点近く違うこともあります。

資格試験を受験するときにはどんな試験でもいえることですが、当時はベストの体調で望めるように、前日の勉強はほどほどにして、体を早く休めることを考えましょう。無理は禁物です。

餅は餅屋!スクール選びのコツ教えます

有名なことわざに「餅は餅屋」という言葉があります。これは、「専門的なことは、専門職の人に任せたほうがうまくいく」ということです。さすがに皆さんご存知ですよね。資格の勉強についてもこれはいうことできるのです。

難しい資格に効率的に合格したいと思うなら、断然スクールに通うことをおすすめします。でも、何を基準に選べばいいのでしょうか。そこで、スクール選びのポイントとしてチェックして欲しいことをいくつかあげてみようと思います。

・自分が受験したい資格にあったコースと実績があるかどうか
ある意味、これが一番重要なポイントかもしれません。いくら有名なスクールだったとしても、自分が受験したいと思う資格の受験対策講座がなければ、通う価値はありません。また、そのような受験対策講座があったとしても、開設されて間もない場合、十分な合格実績がないことがあります(資格自体が新しい場合を除く)。

合格実績がたくさんあるから必ず合格できるとは限りませんが、できれば豊富な合格実績があるほうが、受験のノウハウをそれだけ蓄えている、ということになるので、効率的に受験対策ができることが考えられます。

・どんなタイプの講師が在籍しているか
これは法律系や会計系の資格にありがちなのですが、講師には2つのタイプがあります。「講師を専業にしている人」「講師と実務の両方をやっている人」です。たとえば、税理士で言えば、税理士事務所などで非常勤(=パート)として働きながら、専門学校で授業を担当している人がいます。

どちらのタイプの講師が多く在籍しているかで、専門学校のカラーは異なってきます。講師を専業にしている人は、資格を持っていないこともあるので、注意が必要です。ただし、資格の効率的な勉強の仕方など、テクニックには習熟していることが多いのです。

だから、専業だからダメ、とは言い切れません。一方で、実務家も兼ねている人の場合は、実際にその仕事に就いたときのことをイメージさせてくれる発言をしてくれることも多いので、モチベーションの維持に役立ちます。

・使用するテキストはどんな種類か
これも資格と専門学校によって千差万別なのですが、専門学校オリジナルのテキストを使っているか、そうでない市販のテキストを使っているか、という点にも注目したいところです。専門学校オリジナルのテキストは内容が洗練されていることが多いので、試験対策には効率的です。

だからといって、市販のテキストがダメ、ということではありません。「自分の勉強用にもう一冊欲しいな」というときに気軽に手に入れることができるので、その点はポイントが高いです。

・授業料はどのくらいか
専門学校を選ぶときに一番ポイントになるのがここでしょう。安くない買い物であることは確かなので、いくつかの学校のパンフレットを取り寄せて、納得のいく値段の学校を選びたいものです。高ければいいってものでもないので、冷静に考えましょう。

・自分が通いやすい範囲内にあるか
ある意味、これが一番大事なポイントです。せっかくいい専門学校を選んだとしても、自分の職場や自宅から通いにくい場所にあるとき、行くこと事態が億劫になってしまいます1。短期間で終わるならいいですが、そうでないならロケーションをちゃんと考えましょう。

成功者に学べ!合格体験記で自分と似た人を探そう

難関資格になると、「私の●●合格体験記」のように、合格した人の体験談を集めた本が出版されていることがあります。資格の勉強をしようとする人は、手にとったことがあるのではないでしょうか。

合格体験記はただ読むだけじゃつまりません。自分の勉強に生かしてこそ、初めて読んだ意味が出てくるのです。そこで、合格体験記の利用方法についてお話しましょう。

・効果的な勉強方法を知る。
まず、合格体験記で参考にしてほしいのは「合格者の勉強촀をまねすること」です。難関と呼ばれる試験に合格する人は、ほとんどの人が「自分なりの勉強촀」を持っています。すでに自分自身の勉強촀が確立されていて、成果も出ている=成績がそれなりに取れているならいいのです。

しかし、そうでない場合、成功している人=合格した人の勉強촀を真似ることはとても意味があります。合格体験記を読むときは「どんな勉強촀をしているのか」ということについて、しっかりとチェックするつもりで読んでみるといいでしょう。

・スクール選びのヒントにする。
専門学校を選ぶとき、「合格した人がどこの専門学校に行っていたか」というのは大いに参考になる情報です。確率的には、大規模展開している専門学校に行っている人の合格体験記が多くなるのは当然です。

しかし、専門学校は数が多ければいい、ということではありません。合格体験記を読んで、自分に響くものがあれば、その専門学校にコンタクトを取ることを考えましょう。

・自分と似たような境遇にある人の生活パターンを真似する。
当たり前ですが、社会人と学生では生活パターンがまったく違います。また、学生でなくても、受験に専念しているかそうでないかによって生活パターンは違います。自分とあまりに生活パターンが違う人の合格体験記を読んで真似するのはやめましょう。

あまり意味がありません。合格体験記を読んで「自分にはできない」と思うのではなく、「これなら自分にできる」というきっかけ作りをしてください。自分の生活を無理に変えるやり方は考え物です。

・モチベーションの維持に役立てる。
世の中、「本当に頭のいい人」というのはどこにでもいるものです。難関資格でも一発合格してしまうような人ももちろんいます。そういう人の合格体験記を読むと心が折れてしまいそうになるものですが、モチベーションもへったくれもありません。

それはやめましょう。あくまで、「自分と似た人が苦しみながらも合格したんだ」と思えることが、合格体験記を読むメリットでもあるのです。自分お必要以上に卑下することなく、「この人ががんばれたんだから、自分もがんばれるはず」と思って、勉強に励みましょう。

合格体験記は、単行本ではなく、専門学校でも配布しています。通いたいと思っている専門学校があるなら、その専門学校が出版している合格体験記を入手するといいかもしれません。あくまで、「自分の勉強の参考にする」「モチベーションを保つ」ために読みましょう。「自分と比較して落ち込む」のだけはやめたほうがいいです。

「暗記系」と「演習系」に分ける!時間の割り振りの重要性

突然ですが、みなさんは料理をしますか?女性の方だったら、「しています」という人が多いかもしれません。家庭がある場合だと、ご飯に味噌汁におかずを2~3品作ると思うのですが、「ご飯を炊いて、味噌汁を作る。終わったらおかず1を作り、それが終わったらおかず2を作る」という時間の配分方法はしないですよね(している人がいたら申し訳ありません。)。

効率的に作るなら、「ご飯を炊飯器にセット→同時並行でおかずと味噌汁を作る」という時間の割り振りをすると思います。前置きが長くなりましたが、勉強においても、この「時間配分」は大切になってきます。それでは、効率的な時間配分についてお話しましょう。

・「自分はこれをやるとどれぐらいの時間がかかるのか」ということを把握する。
まず、時間配分をするにあたって必要なことは、「自分は何をするとどれだけ時間がかかるか」ということを把握することです。

たとえば、問題集があるとします。その問題集をとく場合、「自分は15分で1ページ解ける」というように、時間を測るのです。時間を測るにはストップウォッチやスマートフォンのアプリを使うといいでしょう。

資格の勉強は、テキストなどで知識を覚える「暗記系」と問題演習を行う「演習系」に大きく分けられると思います。そのどちらについても、まずは時間を測ってみることを大切にしましょう。

・自分の日々の生活で、「どのタイミングでどれだけ勉強に時間を割けるか」ということおを把握する。

「自分は何をするのにどれだけ時間がかかるのか」というとがわかったら、次は自分の生活でどれだけ勉強に当てる時間があるか、ということを真剣に考えてみましょう。ここで注意したいのは、「勉強できる時間≠机に向かう時間」ではないということです。

勉強自体は机に向かわなくてもできます。通勤電車の中や、人との待ち合わせの時間、会社の休憩時間、お風呂の中など、案外勉強につぎ込むことができる時間はあります。ただし、後でも述べますが、一部の勉強は机に向かわないとできないので、注意が必要です。

・その時間配分を元に「暗記系」か「演習系」か、どちらの勉強をするか決める。
時間配分がわかったら、「その時間をどう過ごすか」ということを決めましょう。資格の勉強を始めると、最初はテキストの内容を覚える「暗記系」の勉強が主体になると思います。

細切れになった時間を有効活用して、テキストを読み込みましょう。そして、週に1度は「演習系」の勉強をする時間を取って、自分が覚えたことが身についているかチェックしましょう。

逆に、勉強が進み、試験が近くなってきたら、「演習系」の勉強にシフトしてください。細切れの時間でも、問題を解くことはできます。総合問題は無理かもしれませんが、一問一答形式なら十分に可能です。

「この時間も勉強できる!」というタイミングがいつ訪れてもいいように、最低限の勉強道具はバッグに忍ばせておきましょう。スマホのアプリもオススメですよ。

お風呂でも勉強できる!お風呂時間の利用法

お風呂に入るのが好き、という人は多いかもしれません。手軽に済ませたいならシャワーを使うことになるでしょうけど、しっかりと温まりたいなら湯船につかるのが一番いい方法です。

「お風呂に入っている時が一番幸せ」という女性の方(男性も)は実は多数派なのではないでしょうか。さて、そんな長風呂をしているとき、あなたは何をしますが?ぼんやりと考え事をしたり、寝てみたり(危ないのであまりお勧めはできませんが)、本を読んだり…案外、お風呂の中でできることってたくさんあるものです。

基本的には、お風呂はくつろぎの時間であってほしいと私は思うので、無理には勧めませんが、試験が近くなったら、お風呂の中でも勉強してみてはいかがでしょうか。「風呂で勉強?そんなことできるの?」と思うかもしれません。これが案外できてしまうのです。では、どんな風にしてやってみればいいのでしょうか。方法をいくつかご紹介します。

・テキストをコピーして、クリアファイルに入れる。そのテキストを音読する。
これはお金もそんなにかけずにできる方法です。方法を説明するまでもないですが、テキストの必要な部分をコピーします。そのコピーした紙をクリアファイルに入れ、お風呂に持ち込みます。

お風呂のふたを半分開けた状態でお風呂に入り、クリアファイルを片手にテキストを音読してください。お風呂では声が響くので、ついつい歌を歌いたくなってしまうかもしれませんが、それもご愛嬌ということで。

・防水対応の単語帳を使う。
語学系の資格を目指していて、覚える単語がたくさんあるときに使ってほしい技です。大きな文房具店やバラエティショップに行くと、防水加工がなされた紙で作られた単語帳を買うことができます。

それに油性のボールペン(ここが重要です。水性のボールペンだと流れます。)で単語と意味を書いて単語帳を作りましょう。そして、お風呂の中でそれを復習するのです。数百円で買うことができるので、試す価値は十分にある勉強法だと思います。

・スマートフォンのアプリを使う。
最近ではスマートフォン(スマホ)を使う人も増えてきました。そこで、スマホのアプリを使って勉強している人も多いのではないかと思います。アプリによっては自分の正解率や弱い分野を分析できる性能の優れたものがあるので、勉強に活用しない手はありません。このスマホアプリを使うのは通勤電車の中など、隙間時間をうまく使うことで活かされる気がしますが、お風呂でも思い切って使ってしまいましょう!しかし、当たり前のことですが、そのまま使ったらスマホは間違いなく壊れます。

そこで、家電量販店などで売っている「スマホ用の防水カバー」を使ってください。これを使えば、お風呂の中でも問題なくスマホが使えます。とはいっても、浴槽の中に落とさないように気を付ける必要はありますが。長風呂になるときは、「一気にいろいろ復習できる」と時間を有効活用するのにも便利でしょう。

インプットとアウトプットのバランスが大事!問題演習の必要性

考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、試験は「問題を解いてその結果を評価してもらう」ものです。つまり、「問題が解けなければ、点数にはならない」ということですね。

しつこいけど、当たり前のことです。しかし、勉強において最初からそれを意識してやっているかどうかで、試験に合格するかが大きく異なってくるということはご存じでしょうか。これ、結構大事な点なので、思い当たる節がある人は要注意です。

どういうことかというと、例を用いて説明しましょう。これを読んでいるのは大人の方がほとんどだと思うのですが、小学生の時、算数の勉強はどうやっていましたか?まずは、先生から問題の解き方を教えてもらいますよね。

その後、何度も繰り返し問題を解くことで、自然と身について行ったのではないかと思います。つまり、「実際に手を動かして問題を解くこと」が重要なのであり、ただ、「問題の解き方や必要な知識を聞く」だけでは不十分なのです。

いかに、「問題を解けるようになること=アウトプットすること」が大事か、お分かりいただけたでしょうか。しかし、こういう簡単なことほど忘れてしまい狩りなもの。資格の勉強をしていると、「知識を吸収すること=インプット」ばかりをしている人を見かけます。

私は何も、「インプットは大事ではない」と言っているわけではありません。当たり前、という言葉ばかり使っていますが、参考書を読んだり、講義を聴いたりして、知識を自分の中に蓄えておくことはとても大事です。

知識がなければ問題を解くことができないのですから、それは当然といえるでしょう。しかし、「自分はまだまだ知識が足りないから」とアウトプットのトレーニングをすることを恐れないでほしいのです。

自分が本当に知識を身に着けているか、ということを判断できるのは、「問題が解けるか」という側面にくっきりと現れます。知識が身についていれば問題は解けるし、そうでなければ解けません。

そして、それは「問題を解いて間違える」という側面でしか把握することができないのです。長く生きていれば、仕事や学業の中で、いろいろな知識を吸収します。その地市区が資格の勉強に役立つこともあります。

「あれ、これは別の資格の勉強のときの知識で解けるな」という問題もたまにあります。そういう発見は実際に問題を解いてみることでしかできないのです。また、知識がない状態で解いても、無駄ということはありません。

「ああ、こういう知識を入れていけば一歩ずつ合格に近づいていくんだな」と実感することができればしめたものです。知識を吸収するだけの勉強は、資格試験に合格する、という意味ではあまり役に立ちません。

それだったら、何度躓いてもいいから、アウトプットを意識して勉強していったほうが、資格試験には合格しやすい勉強法といえるでしょう。練習で間違えるのは恥でも何でもありません。

どうか、どんどん躓いて、自分に足りないものを吸収し、また躓いて、ということを繰り返してください。どんな勉強法よりも、地道な努力が最後には笑うきっかけになるのですから。

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